やっぱり書籍がいいな。


いまや、たくさんのオンラインプラットフォームのおかげで、簡単にたくさんのデザイン画像を目にすることができます。デザインする人にとっても、発注する人にとっても、とても便利なものです。自身もそういったものを見たり、ポートフォリオを載せたりなど、その恩恵にあずかっているわけですが。

でも、「より良いデザインに触れる」という観点では、やはり書籍かなと。プラットフォームが自分で自由に発表できるものとは異なり、書籍は、デザインに精通した編集者さんたちによって作られた質の高いものと、個人的には思っています。

昔から、「制作に行き詰まったら、とりあえず本屋に行く」が習慣でした。デザイン年鑑、ロゴやパッケージをまとめた本など、それらを片っ端から。その中で直感的に「これはいい!」と感じたものを買います。なかなかいい値段します。大型書店に行かないと、なかなか取り扱いがありません。近所に大きい本屋さんはないので、1時間ぐらいかけて行きます。

お金もかかる。時間もかかる。でも、いいものを手にすることができる。

不経済だ、非効率だ、不便だと思われるかもしれませんが、アナログ人間の僕にとっては、これが心地よいのです。